ベトナムに来てからまだ1ヶ月半ほどだが、大学が夏季休暇になってしまったのでこのタイミングを利用してベトナム中部の各都市を巡る旅行に行くことにした。
旅程としては、飛行機でフエに入り、7日間中部の街に滞在しダナンから飛行機でホーチミンに戻る。往復の交通手段は飛行機の他に列車やバスがあるのだが、それぞれ18時間、24時間ほどかかるらしく迷わず飛行機を選択（飛行機は1時間弱）。因みに値段は、飛行機が往復約1万2,3千円、バス列車は1,000～1,500円ほど。社会人で良かった（笑）。そのうち寝台にも乗ってみたいが、24時間かぁ。。
ベトナムは飛行機以外の国内交通が未発達で、陸路で移動しようとすると信じられないくらい時間がかかる。日本の新幹線をホーチミン―ハノイ間で走らせるという話があるが、早期実現を是非期待したい（他人事じゃないって話も・・・）。
フエに到着してからはまず宿探し。フエはべトナムきっての観光地で、安宿が密集している地域がありその中から適当に宿を選択。1泊15USDで、ちゃんとエアコンやホットシャワーが出るシングルルーム。こういう安宿街があると、でっかいバックを背負ってるだけで客引きがうようよ寄ってくるのでらくちん。学生時代によくこうやって旅行していたことを思い出す。そのときと違うのは、当時は1、2USDをけちって宿をだいぶ比較して回っていたが、そのあたりは寛容になってきた（笑）
早速市内観光に。
フエの見どころは世界遺産にも指定されている阮朝王宮。
安宿街からも徒歩で15分ほどの立地で、入場料は8万ドン（約320円）。
阮朝とは、1802年の成立から1945年のホーチミンによるベトナム民主共和国の成立までベトナムを統治していた王朝である。ベトナムの歴史の中でもかなりの長期間ベトナム全土を統治していたが、実際には初期は中国に朝貢を行い形式上従属しており、1885年以降はフランス領インドシナとしてフランスにより植民地化されており、実務としてはベトナム人による統治だったがベトナム人による完全な独立国ではなかったのが実情。
外見は大変立派なつくり、ベトナムの国旗もはためく。
ただし中はかなり荒廃した状態。
実はフエはベトナム戦争の激戦地であった為、この王宮も9割方がその時に破壊されてしまったらしい。現在は至るところで復旧作業が行われているが、正直見るべきところは少ない。詳細の説明はガイドブックに任せるとして、写真を数枚アップ。
敷地内の至る所で改修作業が行われていた。
王宮の閲是堂というところで宮廷舞踊が見れるのだが、また例のごとく人数が集まらないと開催しないとかで、今回も残念ながら開催されず。。。個人旅行はこういうところが弱い。
中の様子だけ。意外と立派。
夕暮れまで多少時間があったので、市内の観光スポットを巡った。
現在は閉鎖されている安定宮。阮朝カイディン帝の住居。
フエ大教会。ベトナムは基本的に仏教国だが、熱心なキリスト教信者が7%ほどいるらしい。
ちょうど訪れたタイミングでミサが行われていた。
食事は、昼にフエの名物であるブンボーフエ。ブンボーフエとはその名の通り、ブン（Bún）という米粉でつくられた麺にボー（Bò、牛肉）が乗っかった、 Hueの料理である。
具が盛りだくさんだが、これは「全部入り」なので。ノーマルはもう少しシンプル。
ブンボーフエはホーチミンでも良く見かけ、ベトナム人に大変人気。フォーは北の食べ物だからブンボーフエの方が好き、みたいな反北感情が多少見え隠れする発言も耳にすることがあるw 筆者も何度も食べたことがあるが、個人的にはブンのように柔らかい麺より、フォーのように多少コシがある方が好き。
やはり本場で食べるブンボーフエは格別！！というほどの驚きはなかったものの、ピリ辛のスープが大変おいしかった。
そのうちベトナム料理に就いてもまとめて投稿したいと思う。
夜は、フエ名物王宮料理を食べた。
コースで25USDと破格の値段設定だったが、せっかくだし、ちょうど旅先で出会った人と夕食を共にすることになったので奮発。
カメラを持ってなかったので写真がないが、ベトナムの大味料理と異なり、さすがの値段設定もあってかどれも丁寧な盛り付けもされとてもおいしかった。
ベトナム料理は比較的日本人の口に合うものが多いと思うが、さすがに東南アジアだけあって香草が効いていたりクセのある味付けの料理もよく口にする。ただここフエの王宮料理はどれも味がマイルドで大変食べやすく、精進料理とは言わないまでも割とヘルシーな感じ。
さて、初日は小学生の絵日記みたいになってしまったが以上で終了。次回の投稿で書くつもりだが、正直フエは見どころも少なくあまりおもしろくなかった。やっぱり気分が入らないとブログも書いてて盛り上がらない。（読んでる方はもっとつまらないですよね。。）
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